グローバルX レジャー&エンターテインメント-日本株式 ETF
主要事業
Solactive Japan Leisure & Entertainment Index(配当込み)に連動する投資信託(証券投資信託)の運用。主要投資資産は株式。
サマリ
本決算短信は、グローバルX レジャー&エンターテインメント-日本株式 ETF(2645)の2025年10月期(6ヶ月間)の運用状況を示す。ファンドの純資産総額は期末で595百万円となり、期首の263百万円から大幅に増加した。これは、主に株式の時価評価益および追加設定(純資産の増加)によるものである。基準価額は248,000円から282,927円に上昇した。分配金は100口当たり300円となり、前期の800円から減少した。
AIインサイト
企業の戦略意図としては、インデックス連動型ETFの運用を通じた投資家への資産提供が継続されている。優先順位の変化としては、当期は特に「有価証券売買等損益」が収益の主要因となっており、市場環境(レジャー&エンターテインメント関連株式の動向)を捉えた積極的な運用が行われたことが示唆される。成長への意思は、純資産の増加(期末595百万円、期首263百万円)と1口当たり純資産額の上昇(2,480円→2,829.27円)に明確に表れている。ただし、分配金が前期比で減少(800円→300円)している点は、収益を内部留保(期末剰余金増加)に回す傾向、あるいは分配対象額の計算方法(経費率上昇など)に変化があった可能性を示している。
業績
第8期(2025年4月25日~2025年10月24日)の営業収益合計は59,312,772円となり、前期(第7期)の23,396,472円から大幅に増加した。主な要因は有価証券売買等損益が21,467,020円から56,579,221円に増加したことによる。営業費用合計は1,974,940円(前期1,163,217円)。結果、当期純利益(剰余金増加額)は57,337,832円(前期22,233,255円)を計上した。100口当たり分配金は300円(前期800円)。
財政状態
貸借対照表によると、資産合計は2025年4月24日現在の265,085,251円から、2025年10月24日現在で597,947,563円に増加した。これは主に流動資産(株式)が262,174,500円から593,040,740円へ増加したことによる。純資産合計も同様に263,331,240円から595,634,763円に増加しており、期末剰余金が45,127,230円から163,003,833円に増加したことが反映されている。1口当たり純資産額は2,480.00円から2,829.27円に上昇した。
キャッシュ・フロー
本決算短信には、営業、投資、財務の各キャッシュフローの区分表示はなく、代わりに損益計算書と貸借対照表が提示されている。純資産の増減から間接的に資金の増減を推測すると、当期純利益57,337,832円の計上や、元本(432,630,930円)と期末剰余金(163,003,833円)の増加により、総資産・純資産が大幅に増加していることがわかる。分配金として631,578円が支払われている。
今後の見通し
本決算短信には、次期以降の業績見通しや通期予想の記載はなく、当該計算期間(2025年10月期)の運用実績のみが報告されている。
株主還元
当期(2025年10月期)の100口当たり分配金は300円であり、前期の800円から減少した。分配金の計算過程によれば、当期配当等収益額(2,733,551円)と分配準備積立金(12,948円)の合計から経費(1,974,940円)を控除した分配対象額771,559円のうち、631,578円が実際に分配された。