OUTPOST4

グローバルX メタルビジネス-日本株式 ETF 2646 monthly chart 2646 weekly chart 2646 daily chart

2646 2025年10月期(2025年4月25日~2025年10月24日)

主要事業

日本の金融商品取引所に上場するETFであり、FactSet Japan Metal Business Index(配当込み)に連動対象指標とし、株式を主要投資資産とする証券投資信託の運用。

サマリ

本決算短信は、グローバルX メタルビジネス-日本株式 ETF(2646)の2025年10月期(2025年4月25日~2025年10月24日)の運用状況および財務諸表を示す。当期は、期首(2025年4月24日)と比較して、総資産が大幅に増加し、純資産総額も大幅に増加した。これは主に株式投資による積極的な運用成果による。純資産の増加に伴い、1口当たり基準価額は153,031円から234,861円へと上昇した。分配金は100口当たり1,800円となった。

AIインサイト

このETFは「メタルビジネス」に関連する日本株式指数への連動を目指している。第8期に記録的な収益(営業収益合計2.75億、純利益2.73億円)を上げた事実は、当該期間における日本の金属関連株価指数(FactSet Japan Metal Business Index)が市場全体を大きくアウトパフォームしたことを示唆している。戦略意図としては、市場の特定のセクター(金属関連)への集中投資を通じて、高い市場リターンを追求する点にある。会計方針として、株式を時価評価(移動平均法)で処理し、デリバティブ取引(株価指数先物取引)も時価評価(個別法)で処理しており、市況変動を迅速に純資産に反映させる構造を採用している。第7期に有価証券売買等損益がマイナスであったにもかかわらず、第8期に大幅なプラスに転じたことは、市況の大きな転換点と、それに合わせたETF資産の効率的な運用(もしくは市場動向に連動した結果)を示しており、戦略の実行可能性が高いと評価できる。

業績

第8期(2025年4月25日~2025年10月24日)の業績は極めて好調であった。営業収益合計は275,659,243円を計上し、前計算期間(第7期:2024年10月25日~2025年4月24日)の-15,397,747円から大幅に黒字転換した。主要因は有価証券売買等損益が260,910,446円と大きく貢献したことによる。営業費用合計は2,199,034円であったため、営業利益(経常利益、当期純利益)は273,460,209円の黒字となった。前計算期間(第7期)では-16,642,032円の損失であったため、極めて高いパフォーマンスを示した。

財政状態

貸借対照表において、資産合計は第7期末の267,783,041円から第8期末の1,562,832,959円へと約5.8倍に大幅増加した。この増加は主に流動資産内の「株式」が261,001,400円から1,541,510,100円へ増加したことに起因する。負債合計も14,190,250円に増加したが、純資産合計は262,045,198円から1,548,642,709円へと大幅に増加した。純資産合計と負債合計の比率から計算される自己資本比率は、両期間とも約99%前後で推移しており、非常に強固な財務構造を維持している。

キャッシュ・フロー

本資料はETFの決算短信であり、一般的な企業の営業・投資・財務キャッシュフロー計算書は記載されていない。しかし、運用状況として、総資産(純資産)の変動が主に有価証券(株式)の時価評価や売買損益によって発生していることが示されている。また、当期(第8期)の分配金支払額は11,868,984円であった。

今後の見通し

本資料はETFの運用状況報告であり、企業のような将来の業績見通し(フォーキャスト)に関する記述は含まれていない。

株主還元

2025年10月期(第8期)における100口当たりの分配金は1,800円であった。これは、前計算期間(第7期)の2,800円と比較して減少している。分配金の計算過程によれば、分配対象額は12,018,499円(100口当たり1,822円相当)から11,868,984円(100口当たり1,800円)が実際に分配された。

元PDFを見る