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株式会社ミサワ 3169 monthly chart 3169 weekly chart 3169 daily chart

3169 2026年1月期 第3四半期

主要事業

unico事業(インテリア・家具の販売が中心と推察される。店舗戦略、EC戦略、法人事業を展開)。

サマリ

2026年1月期第3四半期累計期間(2025年2月1日~2025年10月31日)の業績は、厳しい市場環境が継続した結果、大幅な減収減益となりました。売上高は8,511百万円(前年同期比9.0%減)、営業損失130百万円を計上しました。コスト上昇(賃料、配送費、人件費)が影響しています。店舗戦略としてunico有楽町店の新規出店や、法人事業のウェブサイトリニューアルを実施しましたが、売上回復には至っていません。通期見通しに変更はありません。

AIインサイト

企業の優先順位の変化として、前期に「food事業」から撤退した結果、今期より「unico事業」の単一セグメントに変更されており、経営資源の集中が明確です。戦略意図としては、新規出店(unico有楽町店)や法人事業の強化(Webリニューアル)、人材育成強化(ロールプレイングコンテスト)を通じて、既存事業のテコ入れを図っていますが、市場環境の厳しさ(コスト増)が収益を大きく圧迫しています。営業損失の発生と利益剰余金の減少から、危機意識は高まっていると考えられますが、通期見通しを据え置いている点から、下期での回復に期待をかけている姿勢が見られます。ビジネスモデルにおいては、店舗とECの両輪で収益を確保しようとしていますが、コストプッシュ圧力への耐性が課題となっています。

業績

当第3四半期累計期間の売上高は8,511百万円(前年同期比9.0%減)。営業利益は前年同期の87,927千円の利益から一転して130,144千円の損失となりました。経常利益も前年同期の89,593千円の利益から113,330千円の損失に転落し、四半期純利益は27,236千円の利益から98,452千円の損失となりました。売上高が減少したこと、および厳しい競争環境下でのコスト圧力が収益を圧迫したことが主な要因です。

財政状態

会計期間末の総資産は5,095,561千円(前事業年度末比13,285千円増加)。純資産は3,031,040千円(前事業年度末比140,841千円減少)。自己資本比率は59.5%(前事業年度末62.4%)に低下しました。純資産減少の主な要因は、四半期純損失の計上(98,452千円減)と剰余金の配当(56,494千円減)による利益剰余金の減少です。資産面では、現金及び預金が304,712千円減少し、流動資産が減少した一方、無形固定資産や繰延税金資産の増加により固定資産が増加しました。

キャッシュ・フロー

当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。ただし、減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む)は89,847千円でした。貸借対照表の変動からは、現金及び預金が前事業年度末から304,712千円減少しており、運転資金の悪化または投資活動があったことが示唆されます。

今後の見通し

2026年1月期の通期業績予想(売上高12,113百万円、営業利益22百万円、経常利益38百万円、当期純利益25百万円)は、2025年9月12日に公表された数値から修正されておらず据え置かれています。通期予想では売上高は前期比4.1%減、当期純利益は86.7%減を見込んでいます。

株主還元

2025年1月期は年間8.00円の配当を実施しました。2026年1月期(予想)については、第1四半期末に8.00円、第2四半期末に0.00円(未定か確定していないことを示唆)であり、年間配当合計は8.00円の予想ですが、期末配当の情報が欠落しており正確な年間合計は不明確です(ただし、第3四半期末配当は未定)。直近の配当予想からの修正はありません。

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