OUTPOST4

株式会社カラダノート 4014 monthly chart 4014 weekly chart 4014 daily chart

4014 2026年7月期 第1四半期 説明資料あり

主要事業

家族とのつながりや家族のライフイベントデータを利活用したファミリーデータプラットフォーム事業。

サマリ

2026年7月期第1四半期は、前年度に実行した宅配水事業の譲渡や利益率の低い商材への送客縮小といった構造改革の影響により、売上高は前年同期比52.4%減の211百万円となりました。しかしながら、高収益事業への経営資源再配分とフリーキャッシュフロー・利益率を重視した経営の結果、前年同期の営業損失から脱却し、営業利益33百万円を達成するなど黒字転換を果たしました。アクションユーザー数、ファミリーデータ会員数は順調に拡大しており、特に金融領域(住友生命様との協業拡大等)への成長投資を増額しています。

AIインサイト

企業の戦略意図として、「構造改革の完了と高収益事業への集中」が明確です。前年度の宅配水事業譲渡と低利益率商材の縮小により売上は大きく減少したものの、今期第1四半期で営業黒字を達成した事実は、財務体質改善と利益率重視の経営への転換が成功したことを示しています。優先順位は「成長投資(採用・広告)」と「利益率・キャッシュ創出力の重視」のバランス取りに移っており、特に金融領域(住友生命との協業)への広告予算拡大はLTV(顧客生涯価値)拡大を強く意識した具体的な成長意思の表れです。継続企業の前提に関する記述では、過去のCFマイナス要因が一時的であったことを説明しつつ、財務基盤強化(増資、当座貸越契約)を進めており、経営の安定化に注力していることが伺えます。

業績

売上高は211百万円(対前年同期比52.4%減)と大幅に減少しました。これは前事業年度に実施した構造改革(宅配水事業譲渡など)の直接的な影響です。一方で、営業利益は33百万円(前年同期は32百万円の営業損失)を計上し黒字化を達成。経常利益は33百万円(前年同期は32百万円の経常損失)、四半期純利益は33百万円(前年同期は32百万円の四半期純損失)となりました。利益面では構造改革の効果が表れ、前年同期比で大幅な改善を見せています。

財政状態

総資産は778,679千円(前事業年度末比10,082千円増加)となりました。これは主に流動資産(現金及び預金、前払費用の増加)によるものです。負債合計は264,693千円(同23,448千円減少)となり、固定負債の長期借入金返済が主な減少要因です。純資産は513,986千円(同33,531千円増加)となり、四半期純利益の計上により利益剰余金が33,231千円増加したことが主因です。自己資本比率は66.0%(前年度末62.5%)に上昇しました。

キャッシュ・フロー

テキスト中には四半期キャッシュ・フロー計算書の作成省略の記載があり、具体的な数値は提供されていません。ただし、経営成績概況において、構造改革によりフリーキャッシュフローが改善し、前事業年度下期から営業キャッシュ・フローが黒字化していることが示唆されています。また、継続企業の前提に関する記述では、前年度末時点では4期連続の営業CFマイナスがあったものの、前期の下期から黒字転換し当期第1四半期も継続していることが強調されています。

今後の見通し

2026年7月期の通期業績予想に変更はありません(2025年9月12日公表分を据え置き)。売上高は1,055百万円(対前期比16.9%減)、営業利益244百万円、経常利益243百万円、当期純利益243百万円を見込んでいます。年次での業績管理のため、第2四半期(累計)の業績予想の記載は省略されています。

株主還元

2026年7月期の年間配当金予想は、第1四半期末、第2四半期末、第3四半期末、期末ともに0円(合計0円)であり、直近公表予想からの修正はありません。配当性向などに関する具体的な方針記述は見られませんでした。

元PDFを見る