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株式会社クロスフォー 7810 monthly chart 7810 weekly chart 7810 daily chart

7810 2026年7月期 第1四半期

主要事業

ジュエリー事業(単一セグメント)

サマリ

2026年7月期第1四半期(2025年8月1日~2025年10月31日)の連結業績は、売上高が1,268百万円(前年同期比44.4%増)と大幅に伸長しました。国内の需要堅調とライブ販売の増加が寄与しました。全段階利益で黒字を達成し、特に営業利益は28百万円(同401.8%増)とV字回復を遂げました。貸借対照表上、総資産は増加しましたが、自己資本比率は微減しました。通期業績予想に変更はありません。

AIインサイト

企業の優先順位の変化として、国内市場での「企画提案」の奏功と「ライブ販売」の継続的な拡大を収益成長の主要因と捉え、この国内チャネル戦略を極めて重要視していることが読み取れます。また、成長への意思として「世界中のブランドと共生できるオリジナル製品の開発」「グローバル拡販の加速・北米市場の深耕」「デジタルトランスフォーメーションの推進」を継続施策として明記しており、国内好調を基盤にグローバル展開とDXを推進する方針が明確です。危機意識としては、海外市場において「依然として関税の影響が残存」している点に言及しており、海外での収益化に対する課題認識が示されています。一方で、大幅な増益を達成したにも関わらず、資産構成では原材料及び貯蔵品が大きく減少し、流動負債(支払手形及び買掛金、短期借入金)が増加しており、仕入や運転資金の管理状況には注意が必要です。

業績

売上高は1,268百万円(対前年同期比44.4%増)を達成しました。営業利益は28百万円(同401.8%増)、経常利益は30百万円(同410.5%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は8百万円(同52.4%増)でした。全ての段階利益で黒字化を達成しています。売上総利益は366百万円(同16.1%増)で、これは国内売上の伸長、適正な利益率確保、地金の再精錬処理に伴う時価評価差益が要因です。営業外収益の増加(55.6%増)は為替差益の増加(6百万円増)によるものです。

財政状態

当第1四半期末の総資産は5,110百万円(前連結会計年度末比52百万円増)となりました。主な増加要因は現金及び預金(34百万円増)、受取手形及び売掛金(1億50百万円増)ですが、原材料及び貯蔵品が1億39百万円減少しました。負債合計は3,301百万円(前連結会計年度末比49百万円増)で、支払手形及び買掛金(80百万円増)、短期借入金(68百万円増)が増加したものの、長期借入金が1億12百万円減少しました。純資産合計は1,809百万円(前連結会計年度末比2百万円増)で、自己資本比率は35.4%(前連結会計年度末35.7%)と微減しました。

キャッシュ・フロー

当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。参考として、減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む)は28,567千円(前年同期28,105千円)でした。

今後の見通し

2026年7月期の通期連結業績予想(2025年8月1日~2026年7月31日)は、売上高4,010百万円(対前期比6.7%増)、営業利益70百万円(同26.2%増)、経常利益33百万円(同40.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益30百万円(同36.7%増)、1株当たり当期純利益1.77円と据え置いており、直近公表予想からの修正はありません。

株主還元

2026年7月期の年間配当予想は、第2四半期末0.00円、期末0.35円の合計0.35円(2025年7月期実績と同額)としており、直近公表予想からの修正はありません。

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