アートグリーン株式会社
2025年10月期
2025年10月期は、売上高が前期比0.1%減の2,513百万円と微減に留まりましたが、原材料・エネルギー価格高騰、物流費・人件費高止まり、教育研修費・福利厚生費の増加により利益が大幅に圧縮されました。営業利益は61.5%減の14百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は75.9%減の3百万円となりました。一方、財政状態では総資産が増加。期中には造園事業・緑化事業強化のためAGランドスケープ株式会社を新規取得しました。2026年10月期は、緑化事業拡大と効率化により、売上高2.1%増、営業利益56.8%増を見込む増益計画を策定しています。
株式会社バルニバービ
2026年7月期 第1四半期
2026年7月期第1四半期は、経済の回復基調の一方でコスト高騰や節約志向が続く外食業界の厳しい状況下、同社グループはレストラン事業とエステートビルドアップ事業の双方で成長を遂げた。売上高は前年同期比6.3%増の3,763百万円、営業利益は同24.3%増の155百万円を達成し、増収増益で好調にスタートした。特にエステートビルドアップ事業の利益成長が著しい。通期および第2四半期累計の業績予想に変更はない。
メディア総研株式会社
2026年7月期 第1四半期
2026年7月期第1四半期(2025年8月1日~2025年10月31日)の連結業績は、売上高が前年同期比2.6%増の167百万円と微増しましたが、事業拡大に向けた人員増加や活動費の増加により、営業損失104百万円、経常損失102百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失72百万円を計上しました。これは、中長期的な成長を見据えた先行投資や体制強化が先行したためであり、事業環境は堅調であるものの収益性は悪化しました。通期業績予想に変更はありません。
売れるネット広告社グループ株式会社
2026年7月期 第1四半期
2026年7月期第1四半期(2025年8月1日~2025年10月31日)の連結業績は、売上高が392百万円と前年同期比13.0%減収となりました。しかし、営業損失は8百万円と、前年同期の54百万円の損失から大幅に縮小し、損失改善を達成しました。これは、M&Aに伴う一時費用(仲介手数料等19,200千円、のれん償却額10,793千円)を除いたEBITDAでは21,159千円の黒字を確保したことによるものです。また、積極的な事業領域拡大(AI事業への転換、SOBAプロジェクトの取得)を進め、期末の自己資本比率は35.6%に上昇しました。
株式会社GENDA
2026年1月期 第3四半期
2026年1月期第3四半期累計期間は、積極的なM&Aの実行により、売上高が前年同期比54.0%増の119,610百万円と大幅に伸長しました。特に、海外アミューズメント事業(NEN、Player One、Barberioの貢献)と、カラオケ事業(シン・コーポレーション、音通グループの貢献)が成長を牽引しました。しかし、M&A関連費用の計上や減損損失計上などの影響により、営業利益、経常利益、四半期純利益はいずれも前年同期比で減益となりました。貸借対照表では、M&Aに伴い総資産が大幅に増加し、のれんが大きく増加しました。通期業績予想の変更はありませんが、株主還元策として自己株式取得枠の設定を発表しました。
トルク株式会社
2025年10月期
2025年10月期(2024年11月1日~2025年10月31日)の連結業績は、売上高が22,538百万円(前期比0.6%増)と微増を達成しました。利益面では、営業利益が1,009百万円(前期比11.6%増)と堅調に増加し、増益となりました。総資産は34,042百万円(前期比1.1%増)、純資産は14,290百万円(前期比7.7%増)となり、自己資本比率は42.0%に改善しました。営業活動によるキャッシュ・フローは2,061百万円のプラスとなり、資金繰りは良好です。一方、2026年10月期通期は、売上高21,000百万円(前期比6.8%減)、営業利益650百万円(前期比35.6%減)と、大幅な減収減益を見込んでいます。
株式会社 ナイガイ
2026年1月期 第3四半期
2026年1月期第3四半期累計期間の連結業績は、売上高が9,031百万円(前年同期比1.8%増)と増収を達成した。しかし、成長領域への戦略的投資(人件費増加、販管費増)が先行した結果、営業損失401百万円、経常損失351百万円、純損失388百万円を計上し、前年同期よりも損失が拡大した。財務面では、総資産が増加したものの、純資産が減少し自己資本比率は50.6%に低下した。通期業績予想の修正はなく、第4四半期での投資回収と収益改善を見込んでいる。
株式会社マツモト
2026年4月期 第2四半期(中間期)
2026年4月期中間期の業績は、売上高542百万円(前年同期比4.2%減)、営業損失435百万円、経常損失353百万円、中間純損失268百万円となり、赤字は継続したものの、製造原価の低減や営業外取引による利益計上により、各損失額は前年同期比で大幅に改善した。財政状態については、中間純損失計上や有価証券評価差額金の減少により純資産が301百万円減少し、自己資本比率は39.4%から25.6%へ低下した。また、継続企業の前提に関して、季節的な資金繰りの懸念から重要な不確実性が存在すると認識している。
株式会社ウイルコホールディングス
2025年10月期
2025年10月期(通期)の連結業績は、売上高8,478百万円(前期比1.4%減)、営業損失623百万円(前期は213百万円の損失)となり、最終的な親会社株主に帰属する当期純損失は948百万円(前期は436百万円の損失)と赤字幅が拡大しました。これは、情報・印刷事業における原価・費用上昇に加え、特別損失として減損損失463百万円や工場再編関連費用146百万円を計上したためです。一方で、投資有価証券売却益360百万円を特別利益として計上しています。財政状態については、自己資本比率が前期38.4%から17.9%へと大幅に悪化しました。2026年10月期は売上高9,500百万円、営業利益150百万円の黒字回復を見込んでいます。
株式会社オービス
2025年10月期
2025年10月期(連結)は、売上高12,639百万円(前期比10.4%増)、営業利益658百万円(同13.6%増)、経常利益643百万円(同11.3%増)と増収増益を達成しました。これは、前連結会計年度にグループ入りした寿鉄工(ハウス・エコ事業)の業績寄与や生産能力向上努力によるものです。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は421百万円(同3.0%減)と微減でした。自己資本比率は43.4%から45.4%へ改善しました。来期(2026年10月期)は売上高3.6%増を見込む一方、利益面では減益予想となっています。中期経営計画(2027年10月期)は上方修正され、配当性向の目安も25%から30%へ引き上げられる予定です。